デイヴィッド・N・レズニック (David N. Reznick) の『21世紀に読む「種の起原」』を読んだ。
この本はダーウィンの「種の起源」を現代の生物学的な視点から記述したものである。
ダーウィンの原著「種の起原」の和訳本よりはるかにとっつきやすいし、現代の生物学的な視点からダーウィンの思想を理解でき、非常に面白かった。
ニュートンやアインシュタインに比べて、ダーウィンの知名度は今ひとつ低いように感じるが、彼の「種の起源」によって、人類は「おとぎ話」から開放されたんだと思う。その意味で、彼はやはり天才だったのだろう。
しかしながら、いまだに世界中の大多数の人が「おとぎ話」を信じている。
さらに、どの「おとぎ話」が真実かで、人が人を殺戮している。
人類すべてが「おとぎ話」から開放されることを切に願っている。